たろうの音楽日記

日々の音楽活動に関する覚え書きです。

ド不幸自伝

ド不幸自伝 最終回~エピローグ、家族のこと~

≪前回までのあらすじ≫:20代前半。両親の借金のため、兵器工場で働くことになった自分は、‘モアイ’像によく似た男と、知り合いになった。自分はモアイと、頽廃的な遊戯を繰り返した果てに、消費者金融でモアイのために、金を借り入れる。モアイは逃走し、シ…

ド不幸自伝⑮ ~小泉純一郎~

≪前回までのあらすじ≫:20代前半。両親の借金のため、兵器工場で働くことになった自分は、‘モアイ’像によく似た男と、知り合いになった。自分はモアイと、頽廃的な遊戯を繰り返した果てに、消費者金融でモアイのために、金を借り入れる。モアイは逃走し、シ…

ド不幸自伝⑭ ~コラム医師と、催眠療法~

≪前回までのあらすじ≫:20代前半。両親の借金のため、兵器工場で働くことになった自分は、‘モアイ’像によく似た男と、知り合いになった。自分はモアイと、頽廃的な遊戯を繰り返した果てに、消費者金融でモアイのために、金を借り入れる。モアイは逃走し、シ…

ド不幸自伝⑬ ~不幸の終わり~

≪前回までのあらすじ≫:20代前半。両親の借金のため、兵器工場で、働くことになった自分は‘モアイ’像によく似た男と、知り合いになった。自分はモアイと、頽廃的な遊戯を繰り返した果てに、消費者金融でモアイのために金を借り入れる。モアイは逃走し、ショ…

ド不幸自伝⑫ ~精神病棟見学記⑵~

≪前回までのあらすじ≫:20代前半。両親の借金のため、兵器工場で、働くことになった自分は‘モアイ’像によく似た男と、知り合いになった。自分はモアイと、頽廃的な遊戯を繰り返した果てに、消費者金融でモアイのために金を借り入れる。モアイは逃走し、ショ…

ド不幸自伝⑪ ~精神病棟見学記⑴~

≪前回までのあらすじ≫:20代前半。両親の借金のため、兵器工場で、働くことになった自分は‘モアイ’像によく似た男と、知り合いになった。自分はモアイと、頽廃的な遊戯を繰り返した果てに、消費者金融でモアイのために金を借り入れる。モアイは逃走し、ショ…

ド不幸自伝⑩ ~不幸とは何か?~

≪前回までのあらすじ≫:20代前半。両親の借金のため、兵器工場で、働くことになった自分は‘モアイ’像によく似た男と、知り合いになった。自分はモアイと、頽廃的な遊戯を繰り返した果てに、消費者金融でモアイのために金を借り入れる。モアイは逃走し、ショ…

ド不幸自伝⑨ ~春はこわい~

≪前回までのあらすじ≫:20代前半。両親の借金のため、兵器工場で、働くことになった自分は‘モアイ’像によく似た男と、知り合いになった。自分はモアイと、頽廃的な遊戯を繰り返した果てに、消費者金融でモアイのために金を借り入れる。モアイは逃走し、ショ…

ド不幸自伝⑧の2〈修正版〉 ~あの子との別れ~

【お知らせ】前回、自伝の⑧を書いたのですが、読者の方から、ご指摘を頂いたことで、作品として大きな弱点があることに思い当たり、やや修正させてもらいました<(_ _)>これを⑧〈修正版〉として、2回に分けてアップしますね。(長くなったので)修正前のも、そ…

ド不幸自伝⑧の1〈修正版〉 ~モアイとの別れ~

【お知らせ】前回、自伝の⑧を書いたのですが、読者の方から、ご指摘を頂いたことで、作品として大きな弱点があることに思い当たり、やや修正させてもらいました<(_ _)>これを⑧〈修正版〉として、2回に分けてアップしますね。(長くなったので)修正前のも、そ…

ド不幸自伝⑧ ~二つの別れ~

≪前回までのあらすじ≫:20代前半。両親の借金のため、兵器工場で、働くことになった自分は‘モアイ’像によく似た男と、知り合いになった。モアイは工場の若者を集めて、粉もの屋を開店する。自分はモアイと、頽廃的な遊戯を繰り返した果てに、消費者金融でモ…

ド不幸自伝⑦ ~精神科医~

≪前回までのあらすじ≫:20代前半。両親の借金のため、兵器工場で、働くことになった自分は‘モアイ’像によく似た男と、知り合いになった。モアイは工場の若者を集めて、粉もの屋を開店する。自分はモアイと、頽廃的な遊戯を繰り返した果てに、理由もなく、消…

ド不幸自伝⑥ ~愛せたかも知れない、そして発症~

≪前回までのあらすじ≫:20代前半。両親の借金のため、兵器工場で、働くことになった自分は‘モアイ’像によく似た男と、知り合いになった。モアイは工場の若者を集めて、粉もの屋を開店する。自分はモアイと、無意味に頽廃的な遊戯を繰り返す。果てに、理由も…

ド不幸自伝⑤ ~私説サイコパス~

≪前回までのあらすじ≫:20代前半。両親の借金のため、兵器工場で、働くことになった自分は‘モアイ’像によく似た男と、知り合いになった。モアイは工場の若者を集めて、粉もの屋を開店する。自分はモアイと、怪し気な賭博場への潜入や、デタラメな沖縄旅行な…

ド不幸自伝④ ~沖縄旅行の思い出~

≪前回までのあらすじ≫:20代前半。両親の借金のため、兵器工場で、働くことになった自分は‘モアイ’像によく似た男と、知り合いになった。モアイは工場の若者を集めて、粉もの屋を開店する。自分は、モアイと様々な場所で遊び歩くようになる:*******…

ド不幸自伝③ ~バカラ~

≪前回までのあらすじ≫:20代前半。両親の借金のため、兵器工場で、働くことになった自分は‘モアイ’像によく似た男と、知り合いになった:モアイは、自分を、今まで全く知らなかったような場所へと、連れ出した。例えば、モアイは、こんなことを言うのだ。「…

ド不幸自伝② ~モアイという男~

その男のことを、‘モアイ’と、呼ぶことにする。モアイと工場内で、初めて出会ったとき、彼の顎周りの骨格が、非常に、しっかりとしていて、なおかつ面長なのが、まるで、イースター島のモアイ像のように、見えたからだ。(悪い感じは、しなかった)大体、発…

ド不幸自伝① ~兵器工場~

昨日、100円を拾った。金を拾ったなど、何年ぶりのことだろう。これは、予兆だ。予兆にちがいない。金だ。金が、オレのもとにやってくる。そういえば、「不幸は、金になる」と、マンガ家の西原理恵子さんが言っていた。不幸体験に対峙する、諦めの悪さの象徴…