太朗の主夫日記 ~So What?~

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主夫日記9月24日 ~ウクレレと運動会と平々凡々な私~

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9月24日(日)


京都は快晴。
皆様は、どのような日を過ごされましたか?

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イヤな予感というのは、あたるもので、
前日から、これはどうもマズイ流れだと、
思っていた。


そもそも物事は、偶然にまかすくらいが、
ウマく行く。
始まる前から、
計画を練りすぎいていて、
ああ来たらどうする、こう来たらこうするとか、
頭の中で、対処法が鮮明に見え過ぎると、
大抵は、アカン方向に行くものだ。
だから、
今やっている努力も、
ほとんどがムダになるかもしれない…。
と、腹をくくっていたのが、
23日の夜。

24日は、
区民体育祭。
自分は、
町内会の役員の体振、
つまり体育係に当たっているので、
イチオーは責任者である。
だが、そもそも、
地域の役員などというのは、
苦手の上に‘考えられない程’
と、いう言葉がつくほどで、
まして体育など、
輪をかけて、苦手だ。

基本的に考えていることは、
難しいことではなく、
「どうせやるなら、楽しく」
ただ、それだけだ。

出だしからして、良くなかった。
息子の通う、小学校のグランド。
開会式。
9月の終わりとはいえ、日差しがキツイ。
私は、
列(と、いっても少子高齢化で『我が町内』は子どもを入れても5、6人)
の、先頭でプラカードを持つ。


アナウンス「国旗掲揚、脱帽をお願いします」
せん。

アナウンス「国歌斉唱」
うたわん。

来賓のあいさつと、電報が長々と続く。
ボクの横に並んで、プラカードを持ってる、
隣の町内のとっつあんが、全くやる気がない。
何かと、ひとり言のようにボヤく。


「お偉いさんの、あいさつは長いねん…イランわ」
(オレに話しかけているのか?)


「〇議院議員〇〇〇〇さんより、祝福の~」
と、いうアナウンスが流れ、
とっつぁんは、


「なおのこと、イランわ…」と。
今度は、オレが心の中で、
「……」

運動会がはじまると共に、
近所のオバちゃんたちもやってきて、
『我が町内』のテント下も、
少々、賑わう。
それでも10数人。
まともに出られる団体競技はほとんどなく、
参加に、さほど乗り気でないオレには、
むしろ、都合が良い。

(中にはリレーとかの特訓をしている町内も、あるらしい)


ボクの今日の目標は、
運動会というよりは、
日よけの涼みでもしている時、
オバちゃんたちに、
ウクレレと歌を捧げることだ。
平凡な日常に、
ちょっとしたズレでも生じれば、面白い。

ピンク色のウクレレを持ってきているのは、
オレだけのようだ。
悪くない。
喜「花~すべての人の心に花を~」
でも歌って、
(不勉強で知らんのだが、今、喜納昭吉さん、どんな感じなんやろ)

先日、

パートナーが,、
家族で大好きなシンガー(というか歌姫)
の、呼び水で沖縄の辺野古を尋ねた話でもしようかな、
と、思っていた。
パートナーは、
‘みるまに’と、いう芸名で、
刺繍を使った表現しており、
辺野古を尋ねた後は、
ジュゴンのバッジを作っている↓

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ボクも、常日頃身につけているので、
これを手がかりにすれば、
話をするのは、充分だ。

「それ何?」
と聞かれれば、
「沖縄のジュゴンです」
と、答えることができる。

地蔵盆は、そんな感じで、
対話がウマくいっていた。
ところが、
体育祭というのは、
全員が同じ方向を向くように、
仕立てあげられてるらしく、
勇ましい、運動会用BGMが流れている中では、
ウクレレの音は、ただの、
かき消えそうな癒しの風だ。
これでは、
とっかかりも作れない。
計画倒れである。

それでも、
わずか二人のおばちゃんに、
「こないだ、連れが沖縄に行きましてネ。沖縄は美しかったけど、
 米軍基地はひどいモンらしかったんですよ」
と、ごくごくありふれた言葉で、語りかけてみる。
「はあ~~~~」と、いう感じだ。
何か、伝わっただろうか?
なんせ、もう選挙らしいからネ。

町内のオバちゃん方との付き合いは、
良い方向にも、
悪い方向にも行く。


運動会そっちのけの、
テント下会議が、
‘来年の役員を、新しく引っ越してきた人に、すぐ引き継ぐか、後にするか?’
というテーマの、少しばかりのモメごとに発展してしまったのだ。

「どーでもエエやないか」

と、言いきれるほど、
自分はアウトサイダーではなく、
二手に分かれる意見に、
傍観者でいるわけにもいかず、
泥臭い村社会に、
首を突っ込んんでいくハメになった。
(たまに、あるのだ)

「イヤ、そのネ。引越したての人に、断れへんような感じで役員押しつけるのは、
 イカンよ!まだ、あと半年あるんやし、この場で押しつけるんわ辞めようヨ!」


とか何とか言って、
何となく、Gコードをかき鳴らす。
こうなるとウクレレは、
ただの仲裁の道具だ。

結論が出ないまま、
(ワイが出ささんかったような、モンだが)
何となく場が自然と沈静化する。
ボクはヤケクソで、
加山雄三
「お嫁においで(>_<)」を、歌う。
とにかく、何でも良いから歌いたい。
ドサクサにまぎれ、
何人かは歌ってくれる。
ああ、イヤだイヤだ。
何と、煮え切らない気持ちだ。

運動会そのものより、
場を楽しくできんかったコトと、
実りある、交流ができんかったコトに、
責任を感じる。
別に、そんなエンターテイナーとかではなく、
単なるオッサンなので、仕方ないが。

 

閉会式。
横に並んでいる、
開会式のときと同じとっつぁんが、
「大体、長いな…この運動会」
と、ボヤく。
何か、このとっつぁんとは、仲良くなれそうだ。

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日常というのは、
一筋縄ではいかず、
話はここで終わらない。

パートナーは現在、
イルチエロという、京都伏見のパン屋さんで
個展をやっており↓
https://m.facebook.com/events/1080938405375047/

今日は滋賀から、
あのウクレレ楽隊の、

バンド、‘キペルスパピルス’を、招待した
イベントを開催している、特別な日だ。
すぐに、かけつけねばならない。
子どもたちも、向こうへ行っている。

あたり前だが、
疲れている。
会場のイルチエロに到着すると、
友人で、また私がファンでもある、
宇治がほこる、
ピースフルなアイドル・ママの
‘あゆるん’が
キぺパピをバックに歌っている。
しかも、私が作詞した歌ではないか↓

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区民運動会の後の、
不意に目の前に開けた、
あまりに素晴らしい景色は、
却って、何が何だかわからない。

聞くところによると、
キぺパピは、
私に捧ぐ選曲と称し、
バンドのセットリストの中から、

「平々凡々な世の中」


と、いう曲を演奏してくれたらしい。
ありがたいことです。
歌詞の一部を引用する。

♪平々凡々な世の中を
驚きと喜びで満たしていく
てんでんばらばらに動き出す
それでこそ人生もいろいろ

平々凡々な世の中は
溜息と偽りで溢れかえる
そうそう簡単に変わらない
それでこそ人生は
ますます おもしろい♪

(なるほど、確かに。まるで、先程運動会に心血を注いでいた私のようだ)
と、思う。


(くだらない選挙が来るな)
とも、思う。

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この後、
思いがけず、
Dさん宅で、
鍋をごちそうになり、
何となく、打ち上げみたいになる。
珍しく、
酒も入り、混乱した私は、
ウクレレ片手に

♪うちの三歳のムスメ
ひとりでトイレするんを
ビビって
ドアを5センチ空けて、
はるんです♪

と、いう
目の前で起こったことを、
そのまま歌った、
わけのわからない、
そしてヒドい歌を、歌う。

煮え切らないのだ。

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帰宅し、
くたびれはて、
酔った頭で風呂に入る。

(ああ、今日一日オレは何のために生きた?)と、思う。

一個、思い出した。
そういえば、
町内会長さんと運動会準備のとき、
辺野古の話をしたな。
パートナーが、
沖縄でオスプレイを見た、
と、いう話をしたら、
深刻な顔で、
大きくうなずいてくれた。
まさか、そんな話をするなんて、
思ってもいなかった。
ちょっとでも、何かあれば良いのだ。

♪平々凡々な世の中は
溜息と偽りで溢れかえる
そうそう簡単に変わらない
それでこそ人生は
ますます おもしろい♪

なるほど…