たろうの音楽日記

日々の音楽活動に関する覚え書きです。

主夫日記10月1日 ~南の島で何が起こっているか~

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秋晴れの日だった。
パートナー、
‘みるまに’の個展も、今日が最終日↓

ameblo.jp


会期中(?)のイベントも落ち着き、
最終日の展示は、
のんびりしたものになりそうということなので、
家族を、
会場のイルチエロまで車で送った後、
ひとり時間をお願いした。

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観月橋から、
京阪電車に乗り、
ひと・まち交流館京都まで向かう。
講演会、

「メディアが報道しない自衛隊の先島ー南西諸島配備の実態」

に、参加するためだ。
週一回、保育園を通じて、野菜などを共同購入している
安全農産の企画チラシの束に、この講演会の案内があった。

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チラシを見た瞬間、
「これは知っておかねばならないことだ」
と、感じた。
安全農産は、いつも興味深い企画を知らせてくれるので、
本当にありがたい。

何回行っても何故か迷う、
ひと・まち交流館。
講演開始ギリギリの、
一時半に何とか到着。
息が上がっている。

講師は、
自衛官でありながら、
隊内で反戦ビラ配りなどの活動をし、
裁判沙汰までなるが、
無罪で言論の自由を勝ち取ったという、
軍事ジャーナリストの、小西誠さん。
(その他にも、平和のためのご活動は、枚挙にいとまがない…)

講演が、始まる。
小西さんの語り口は、優しい。


‘沖縄よりも、
さらに南西、
宮古島石垣島与那国島、そして奄美大島種子島も、
美しい自然が破壊され、
武装だった島に、
どんどんミサイルやレーダーが運びこまれて行く…!’

北朝鮮の弾道ミサイルが騒がれているが、
現実、戦火が起これば、
韓国のソウルなど、
真っ先に崩壊してしまう。
だから、韓国は「戦争だ」などというバカ騒ぎではなく、
「戦争」に対して、ものすごく冷静だ。
本来、日本もそうあるはずだ…’

知らないことだらけだ。

むしろ、
南西諸島の現実から、
日本と中国の間に、
‘新冷戦’が、あると小西さんは仰る。
そして、

「明日にはじまっても、おかしくはない」と。

なるほど、
それは一面の真実だと思う。
「明日にはじまっても、おかしくはない」
これは、
戦争でも天災でも当てはまることだ。
いつ、起こってもおかしくはない。
人間が、争う動物である限り、
そのために準備は、
常になされている。
それが、‘防衛’というやつだろう。
残念だが、相手があることなのだ。
ここで、思う。
何が必要なのか?と。
それは、
「原始的な、平和を願うパワー」
まず、
車を走らすための、ガソリンが不可欠だ。
平和のイメージが、
薄くなってきていないか?
まず、ここに力を結集させるのだ。

ボク個人が考えたことは、
何かというと、
とりあえずは、
女性や子どもに心配をかけたくない。
(オッサンたちは、この声に賛同してください!)
それだけ。

あまり知られていないことを、
まず、知る!
と、いうのが、
この講演会の大きなテーマのように、
感じた。
だから、
会場の空気そのものが、
まだまだ孤独なのは、
当たり前だ。
だって、ここからなのだから。
「明日の危機」に対して、
これからやっていくというのも、
おかしな話だが。
別に矛盾ではない。
なぜなら、ボクはそうやって生きているから。

そして、
孤独な講演会の中でも、
さらにボクは孤独だった。
専門色の強い、
防衛知識の質疑応答に中々、ついていけない。
ボクはまるで、閉ざされた島だ。
それが、良いのだ。
だからこそ、
「さて、どうやって伝えよう」と思うから。
孤独に、
一時の救いはあるのかもしれない。
かまわない、
それはそれで置いておけば良い。
でも、
ボクは、
「さて、どうやって伝えよう」と思うわけだから、
孤独に色をつけねばならない。

話を、しよう。
この日、
小西さんが語られたような現実が、あるのだ。
種子島奄美大島沖縄本島宮古島石垣島与那国島
カンタンに行けないところなら、
とりあえずは、伝聞でも良い。
リレイだ。
リレイで伝えていく。
こうして、書いている。
孤独に色をつけていく。
自分しか理解できないことなど、ないはずだ。
今度話そう、隣人に。
今度話そう、政治家に。
皆が、たくさんのことを知って理解すれば、
平和への道は、必ず開ける。
それぞれの、異なる力がある。
伝えるためには、ひとりではいけない。
ボクは、ひとりでは何の繋がりを築くこともできない。
今いる仲間との繋がりを、大切にする。
政党の問題ではない。
対話のしようもない相性というのは、
その人と自分自身の中にある。
それならそれで仕方ない。

今、知っている問題は何だ?
そう、
原子力発電所
秘密保護法。
安保関連法。
米軍基地。
共謀罪
軍備拡大…。

本当の平和の話を、あなたとしたいのだ。

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書きそびれたが、
講演会の連絡事項中、
誰かがおっしゃっていたのだが、
与那国島
‘日本最西端の島’という言い方は、
あまりよろしくなく、
‘東アジアとの交流の島’
が良い、
というのが印象的だった。
歴史的に、実際そうだったらしいが、
いいじゃないか!

講演会の第二部は、
自衛隊 この国営ブラック企業ー隊内からの辞めたい死にたいという悲鳴」
と、いうテーマだが、
子守をしに、帰宅せねばならない。
夕暮れというには、
まだ早い河原町通りに出て、深呼吸。

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まるで、
自宅に帰るように
イルチエロに戻る。
イルチエロの、壁や柱やガラス窓に畳。
皆、ボクに優しい。
二階のイベントスペースへと、
階段を上がると、
みるまには、すでに作品の撤収作業に取りかかっている。
子どもたち二人が、
いつも以上の勢いで、
ボクに向かって飛びこんでくる。
懐かしい。
いつも、一緒にいると鬱陶しいだろうが、
たまに旅に出て帰ってきたら、父もイイもんやろ?

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この後、とある友人の市会議員さんの、
選挙応援にと車をまた走らせた。
まあ、すでに投票日だったが…。
不在だったが、
事務所に署名だけして帰った。
翌日は吉報が届き、良かったです。
一日は、いろんなことがある。
P・Sの連続ですね。