太朗の主夫日記 ~So What?~

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主夫日記2月22日 ~北神圭朗さんの政治塾で学ぶ~

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今日は、
ちょっとムリをして、
衆議院議員で、現在は無所属で浪人中、
あの北神圭朗さんの、政治塾で勉強してきた。

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北神さんには、
以前、日米地位協定の勉強会でお会いしたことがあり、
言うならば「アウェイ」の集まりで、
逃げも隠れもせず語り合い、
そのスケールの大きさと、穏やかなお人柄にも惹かれ、
機会があれば、
北神さんの「ホーム」で、
ゆっくりお話を聞きたいと、思っていた。
今回、
自らが講師を務められる、
政治塾が開催されると聞き、これに行かない手はない。

家事を完璧にすませ、
今日だけは特別に、パートナーに後を任せ、
自宅からは、
ちょっと距離がある右京区まで、車でひとっ走り。

何せ、北神さんの塾である。
自分のレベルを思うと、気後れもあったが、
敷居を、意図的に低くしてくれているのか、
何も政治家を目指す人間に、限定した塾ではなく、
老若男女、
誰でも参加OKと案内にあったので、
ぐずぐずしていた背中を、ポンと押された。

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確かに会場は、
老若男女、
学生さんらしき姿もチラホラとあった。
どちらかと言えば、
地元の方が多い雰囲気で、
自意識過剰なヨソモノ感を覚えて、
やや、気恥ずかしい。

事前に書いておくが、
深く広い、
北神さんの話を消化し、まとめる力量など、
私にはない。
どう書いても、自身のメガネを通した偏りは出るし、
講義内容を、正確にメモしたわけでもない。
おまけに私は、
記憶を都合良く、淘汰するクセがあるから、
北神さんがこう言った!とかではなく、
あくまで、ただの軽い感想文。
(ネタばれになってもいけないし、ごく一部を)
記録としては大間違いだろうし、
そんなことで、
ご迷惑をおかけしてもいけないので、
ぜ~んぶ私の『解釈』くらいに捕えてもらえれば、と思う。


本日のテーマは、

ズバリ『政治とはなにか』だった。

この問いに対する答えは、
ひとつでなく、
講義内容やレジメの中に、
いくつか散りばめられていた。

(別に、禅問答に興じていたわけではない。なにせ話は多岐に渡っていたし、私の理解力も追いついていない)

そのうちのひとつが、
「政治とは、利権・利害を調整すること」だった。
まるで、
ドロ沼のようなカネと人脈の中に、
蓮を一輪咲かす。
政治とは、そのような世界らしい。
実に「面白くない」定義!
ゆえに、大事なのは予算の振り分けであり、
町内会と一緒のこと。
ただ違うのは、
国という大きな単位だから、
防衛など大きな問題が入ってくる。

ドロ臭い話で、終わらない。
北神さんの話の魅力のひとつは、
実感的な世界感覚。
海外に出た経験が無く、
鎖国的な世界で生きている私には、
びっくり仰天な話ばかりだ。

例えば、
日本のヒエラルキーは、欧米に比較すると実はゆるいらしい。
フランスの官僚など、オペラや劇を書くほどの教養が必要、
知事も会社も、天下りがほとんど。
トランプ氏とて、金融関係の大学院を出ているスーパーエリート。

大国の政治の、
ウンザリするような悪しき姿の説明もあった。
デモや暴動や革命が起きるのは、
それほど圧政がスゴいから。

日本の産業技術の衰え、人口減少の危機、医療問題、
近隣諸国との関係、アメリカとの関係…話は尽きない。

質疑応答では、
自分が、
9条改憲反対の立場であることを踏まえ、
安倍首相が、
正面から改憲を訴えず、
二項維持、自衛隊明記という、
ねじれた案を出してくるから、
安全保障を現実的に考える議論にならない、
こんな状態で、国民投票に持ち込むのはおかしいのでは?

と、北神さんに尋ねたところ、

それが、安倍首相の『政治技術』らしい。
二項維持で、庶民を改憲に馴らし、
いずれの二項削除を狙うのが真意ではないかと。
何たる現実か。

今回の講義で、
最も心を揺さぶられたのは、
どういう流れで、
そんな話題になったのか、
防衛の問題。

赤提灯で、一杯引っ掛けながら、
近隣諸国に威勢の良いことを言うのは、
たやすいが、
現実に、
例えば尖閣諸島などで、
有事が起こった場合、
本当に命をかけることができるか?
北神さんは、
これはシェイクスピア的な、
人生の問題だ、と仰ってた。

このニュアンスを、
文字で伝えることは、難しい。
というより、
解釈は、ひとりひとりに委ねられるし、
もっと言うと、
ひとりの人間としての、立ち位置が試される。
私の立ち位置からの解釈は、
戦闘状態に陥るきっかけひとつ作らせない、努力を、
一庶民として続ける。
でも、
国境とは常に、
暴力のせめぎ合いであることも、
悲しい現実。
この現実から目を背けて、
いざという時の自分を、
内心で一度たりとも問わないまま、
平和運動をすることは、
自身の魂と言葉を腐らすと、
臆病の塊の私でも、思うのだ。

(『オトコ』っぽい話だと言われれば、そうだが)

正解かどうかわからないが、
北神さんのメッセージは、
そんなトコにあるのでは?
と、考えた。
(これが、まるで北神さんが好戦的であるかのように、ウワサされたりする、誤解が生じているらしい。この誤解はすごく勿体ないし、ウィキぺディアの説明なんかも、大ざっぱだと思う)

講義終了後、
北神さんの著作にサインと言葉を頂いた。
これは二度目のことで、
前回は、

『正心誠意』

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読んで字の如くだろう。

今回は、

『寛猛』

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パソコンで検索して見ると、
『寛猛相済う』とある。
孔子の春秋左氏伝からの言葉らしい。
政治は寛大と厳格をうまく調和させて行うと良い、
という意味。
なるほど、生きていく上でもそうかもしれない。
北神さんは、老師の風格だ。
講義は、
東西の古典からの引用も多く、
大河ドラマの主人公、
西郷隆盛の「南洲翁遺訓」からの引用もあった。
自分は維新とやらは信用していないし、
英雄譚にも興味がないが、
幕末の時代、
まだ若い木戸孝允が、
さほど年齢も違わない、西郷に敬意を表して、
「老西郷」
と書簡に認めたという話には、
それだけ独立して、粋なものを感じた。

『寛猛』の文字を見て、

北神さんにも、
そういった敬称が、しっくりくるのでは、
と思った。

北神塾、面白いです!