たろうの音楽日記

日々の音楽活動に関する覚え書きです。

ド不幸自伝④ ~沖縄旅行の思い出~

≪前回までのあらすじ≫:20代前半。両親の借金のため、兵器工場で、働くことになった自分は‘モアイ’像によく似た男と、知り合いになった。モアイは工場の若者を集めて、粉もの屋を開店する。自分は、モアイと様々な場所で遊び歩くようになる:*******…

ド不幸自伝③ ~バカラ~

≪前回までのあらすじ≫:20代前半。両親の借金のため、兵器工場で、働くことになった自分は‘モアイ’像によく似た男と、知り合いになった:モアイは、自分を、今まで全く知らなかったような場所へと、連れ出した。例えば、モアイは、こんなことを言うのだ。「…

ド不幸自伝② ~モアイという男~

その男のことを、‘モアイ’と、呼ぶことにする。モアイと工場内で、初めて出会ったとき、彼の顎周りの骨格が、非常に、しっかりとしていて、なおかつ面長なのが、まるで、イースター島のモアイ像のように、見えたからだ。(悪い感じは、しなかった)大体、発…

ド不幸自伝① ~兵器工場~

昨日、100円を拾った。金を拾ったなど、何年ぶりのことだろう。これは、予兆だ。予兆にちがいない。金だ。金が、オレのもとにやってくる。そういえば、「不幸は、金になる」と、マンガ家の西原理恵子さんが言っていた。不幸体験に対峙する、諦めの悪さの象徴…

主夫日記11月8日 ~死刑判決と、I hope peace~

どうも、子どもを保育園に送りだす以外、全く家から、出ていないような気がする。唯一の、社会との接点は、コンビニで購入する新聞だ。新聞報道の正確さなど、全く、当てにならない。そんなモノが、唯一、社会への窓口なのだとしたら、自分がどんどん、作り…

主夫日記10月25日 ~2017年衆議院選挙を振り返ってみる~

ワタシが、選挙を振りかえったトコロで、 どうなるのか、と思うのだが、 書いてみる。 言うまでもなく、 今回の選挙は、 1から10まで、‘野党共闘’だった。 (自分の周辺では) 目指す方向が、 根本的に違うから、 別々の政党だというのに、 歩調を合わせる。…

主夫日記10月19日 ~安倍晋三を見てきた~

家から、 そう遠くない、 京都南部のスーパー、 平和堂城陽店に、 内閣総理大臣、安倍晋三がスピーチに来るというので、行ってきた。 自民党の狙いは、ただ一つ、 選挙区(京都6)の、強力な前職、‘希望の党’山井和則を、 完膚無きまでに、叩きつぶすためで…

主夫日記10月1日 ~南の島で何が起こっているか~

秋晴れの日だった。パートナー、‘みるまに’の個展も、今日が最終日↓ ameblo.jp 会期中(?)のイベントも落ち着き、最終日の展示は、のんびりしたものになりそうということなので、家族を、会場のイルチエロまで車で送った後、ひとり時間をお願いした。***…

不倫?

「不倫」と、いう単語はどうにかならないだろうか?「倫」を「不(打ち消す)」文字のまま解釈すると、人の道から、外れているということになる。だが、この単語を使って言われる現象は、愛の矛盾であり、不倫ではない。「不倫は文化だ」と、言った人がいた…

主夫日記8月13日 ~村上さんのお話を聞く~

お会いする機会が少なくないにも関わらず、 これまで、村上さんの経験を腰を据えて聞こうとしたことが、なかった。言い表せない程、お辛い経験だから、 聞くのを避けていた、というわけではない。何となく、自分が、 この話を消化して人に伝える資格がないよ…

戦争を知らない大人の私

全て、はっきりしたことは、わからない。もはや、尋ねることができる人間も、いないからだ。 祖父は戦争で、殺された。今の私と同じくらいの年齢、40歳のとき。(おそらく、である)そんな、年齢の人間を徴兵しなければらならない程、戦況は泥沼化していた。…

愛というのは複雑な感情

愛というのは複雑な感情で、愛する人に、どうしても相容れない部分を、発見したとき、 私は、大きな喜びと危機を感じる。しかも、信念として、それは許せない、というレベルの相容れなさでないと、喜びは見いだせない。別に、難しい話ではなく、相手の行動に…

主夫日記7月11日 ~共謀罪が施行された日、三人の老師との対話~

7月11日。共謀罪が施行された。 京都市伏見区は大手筋にて、有志と共に、共謀罪反対街宣。 現場に着くと、偶然、日本共産党が既に街宣を。友人のYさんの姿も見え、私はピースサインを送る。 共産党の街宣車と、入れ変わるようにして、活動開始。 私は、マイ…

ええで! ~あいつは、阪急ブレーブス~

人間というのは、脆い生き物で、何にも依存せず、 「自己」のみで生きるというのは、難しい。 完全なる、無宗教状態だとは、中々、言いきれるものではない。これは、私自身にも言える。イスラム教も、キリスト教も、仏教も、 インディアンの教えも、天皇教も…

朝顔

ムスコが、 学校から、朝顔を持ち帰ってきたのだが、ロクに世話をしない。毎日、私が水をやっている。まさかの、小学校以来の、朝顔の成長観察だ。メンドくさくても、毎日、水をやる。葉は大きくなり、つるは、空にむかって伸び行き、支柱の高さを越え、自ら…

みんなをしばる共謀罪

こないだの、太朗'sカフェで、 (太朗'sカフェについては、コチラ)↓ tarouhan24.hatenablog.com こんな看板を、車のフロントガラスに、大きく、掲げていた↓ すると、原付に乗った、どんぐりみたいなお巡りさんが、じ~~~~~~~~っと、コッチを見つめて…

読書の効用①~カラマーゾフの兄弟~

新聞を読む、というのは、中々辛いものだ。なぜなら、 自分は、出来る限り、悲惨なことからは、目をそむけようとする人間なのだが、何かが、私にそうさせないから。 ↑例えば、6月13日の朝日新聞。パレスチナ人の、 男の子は、自分以外の家族を、襲撃によ…

こんな文章にタイトルはいらない

タイトルを見て、面白そうだと思って、読んで見ようという気になった方、すみません。面白くない文章です。(よくある話です)完全に、自分のための覚書です。タイトル「TATTOO」でも、良いですね。THE WHOの曲で。前職の、 CD屋の店員をクビになって、丸3年…

月イチスケッチの日

今日は、 友人で画家の、あさちゃんが呼びかけの、「月イチスケッチの日」に参加。草津は志那町の琵琶湖沿いのキャンプ場へ、車を走らす。車に乗る限り、滋賀でも少しは、アピールしたことになるか↓ 到着後、友人たちへの挨拶も、そこそこに、早速、スケッチ…

お気に入りのお店~パンフルート~

たまには、よく行くお店とかも、 書いてみようと思うんです。今日は、京都の醍醐にある、「パンフルート」です。 うちのムスコとも、チョイと縁があり、よく行きます。もう凡百のパンは食べられなくなる、おいしさと安心素材のパンです。 ↑これは、レーズン…

私は、恋愛経験豊富か?

恋愛について、 何度も、語ろうとする人間ほど、愚かなものはない。私のことですね。恋愛が、 うまくいけば、ゴルフでいうところのホールインワン。それで終了、大成功。おしまい。あとは、世のため人のために、役立つ生き方をすればよい。私の恋愛は、全て…

筒井康隆の死

4月8日の朝日新聞で、 作家の筒井康隆が、慰安婦像に性的侮辱表現をして、問題になっているという、記事があった。どのような、ひどい表現をしているのかは、確認する必要がないな、と思った。 何せ、この作家はただ単に、もう古いのだ。20年くらい前までは…

失恋のしようがない

手品師が、いきなりタネ明かしの話から、始める気分です。 以前、友人何人かに、「自分はいつも失恋状態だ」と話したことがある。それは単に、その時、自分の周りに渦まいていた感覚を、正直に表現しただけのことだったのだが、具体的に「失恋状態」って何な…

とかくこの世は無責任

♪オレは この世で一番、無責任と言われた男 ガキの頃から 調子よく ラクして 儲ける スタイル! 植木等(イメージ上での)が好きなボクにとって、「無責任」という言葉が、すっかり否定的な意味でしか、使われなくなったのは、寂しい。 ♪とかくこの世は無責…

『オッサン』として生きるということ

『オッサン』それは、この世で一番、どうでもよい存在だ。 あれは、いつの日のことだろう? 子供乗せ自転車をひとりで使って、 近所の生協に買い物に行ったとき、 駐輪場の、何もないところで 勝手にこけ、 自転車の下敷きになったことがある。 すると、70代…

オレは今でも病んでいる

精神を病んでいたことがある。 具体的に言うと、精神科に通院し、投薬治療を長いこと続けていた。 病から抜けかかる頃、自己治療の一環に、 自分が病にかかった過程を文章に起こして洗い出す、という作業をしたことがある。原稿用紙にして、300枚くらいだろ…

私はロールキャベツになりたい

存在意義

書こうとしていたことが、手法的にメンドくさくなり、一端中断して、別のことを書くことにする。軽く。そもそも、so what?(だから何?)みたいなことを書いているのに、手法に凝って、行き詰る意味がわからない。昔、友達が軽い気持ちで家でラーメンを作り…

こどもアトリエ

子どもの頃、結構面白い教育を受けていた。 小学校とは別に、週に一度土曜日、家からそう遠くない、 「こどもアトリエ」という所へ、通っていた。 それは、美大で学生結婚をした夫婦が開いてた、 名前のとおり、子ども向けの絵画教室だった。 この先生夫婦は…

旅に出なかった

旅をしたことがない。にもかかわらず、 「旅をしてそう」とか「旅が似合う」とかよく言われる。 実際、旅を試みたことは、よくある。18歳くらいのとき、山形に住んでいた。(これは旅ではなく、単なる移住)田舎を求めて、山形に移住したにも関わらず、都会…