たろうの音楽日記

日々の音楽活動に関する覚え書きです。

主夫日記3月28,29日 ~沖縄家族旅行の思い出②~

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出立前に大きな問題が、
まだ残されている。

私は、飛行機がこわい。
めちゃめちゃ、こわい。

これから行くという時に、
何を今さら、と言われるかもしれないが、
こわいものは、こわいのだ。
私は20代前半の頃、
精神疾患的なものを患ったことがあり、
(詳しくはブログ内の『ド不幸自伝』に記しています)↓

tarouhan24.hatenablog.com

その後遺症で、
ちょっとした、乗り物恐怖症になってしまった。
(今は、『パニック障害』という言い方のほうが、良いのかな?)
ビョーキの全盛期は、地下鉄を数駅を乗っただけで、
パニック状態に陥り、駅で倒れていたものである。

それもあって、旅行嫌いの出無精になった、
いうトコもある。
近所の薬局で鎮静剤を購入し、
古いi-podにビートルズの音源を入れる。
ビートルズが好きというよりも、
抑揚の効いたメロディーの音楽を聴いて、自意識を消すためだ。

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まあ、あの頃から大分経っているので、
おそらくは大丈夫だろうと、
ある程度はタカをくくっているのだが…。

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あっという間に、
伊丹に到着し狭い機内に入る。

生きた心地がしない。

パートナーと、子ども二人は、
キャッキャッと、はしゃいでいる。
この人たちの神経が、人間とは思えない。
パートナーみるまには、
通常、人が感じ取れないことまで、
第7感で感じとる、
鋭敏な感性を、普段は備えているというのに、
こーゆー飛行機とかは、全く平気らしい。
どないなっとんねん。

にしても、
飛行機の何がイヤかというと、
離陸までゆ~っくり、時間をかけるトコロだ。
じわじわ、
キョーフを味あわせるような、この悪趣味。
まるで、大相撲の
「時間いっぱい」だ。
何故、サクッと飛ばない。

文句ばかり言ってるようだが、
あの離陸の瞬間の異常な振動は、
どうにかならんのだろうか?
沖縄どころか、宇宙に行ってしまう気がする。
ムスコはワクワクの余り、
歯をくいしばりながら笑っている。
ポール・マッカートニーが、私の耳元で絶叫している。
ジョン・レノンかもしれんが)
おかしい。
マジでおかしい。
何故、気球のように、
ふんわりと、飛び立ってくれんのだ。
おびただしい量の手汗。
もうダメだ。

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気が付くと、
安定飛行に入っていた。
先程までの恐怖は何だったんだろう。
ああ、何かオレすごい克服したなあ。
これなら、
単なる飛行機ギライだ。
20年余りの懸念を乗り越えたのだ。
横を見るとムスコが、
退屈だと怒っている。
確かにこの状態では電車と変わらん。
中央の座席やし。
したらずっと、
あのナナメに上昇してゆく状態が良かったんかい。

ああ、今から沖縄に行くんやなあ…と、ふと思う。
まだまだ、大げさに考えている。

つづく☆